乙ひより『水色シネマ』

Kindleで買ったはいいけど、容量の都合上、泣く泣く削除を繰り返していて、供養のために記録を残しておこうシリーズ第三段。

手癖で百合漫画を買い続けていた時期に購入したもので、読んだ記憶はあるのにこのために読み返すと内容が残っていなかった。

同級生女子と付き合っていた女優の唯が、傷心のなか、海の近くの現場で出会った田舎者の多恵を、無理矢理付き人として同行させるなかであるあれこれの話。構図が典型的で、あまり特筆すべき点もないかなぁという感じ。田舎者が出てきたらそりゃ純粋だよね、そりゃ一方的になるよね、傷心のなか仲良くしてたら、そりゃ元鞘の人が出てくるよね、とか全てが綺麗に想定内に収まる少女漫画のテンプレートという感じなので、期待は外さず、安心して読めるが、心動かされるシーンも少ない。

 

水色シネマ (百合姫コミックス)

水色シネマ (百合姫コミックス)