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ドン・デリーロ『コズモポリス』

自称・金融クラスタでもあるので、であれば一度読んでおこうと思って目を通したデリーロ『コズモポリス』。初デリーロ。ポール・オースターなんかと並んで(というのは、デリーロが『リバイアサン』でオースターに献辞しているから)、偉大なる現代アメリカ文学者として、ノーベル文学賞の候補にも挙げられる人物だが、私の手には負えず、流し読みした。

クローネンバーグによって実写映画化されているらしいけど、そちらは未視聴。

金融ディーラーであるエリックが、リムジンに乗りながら、セックスしたり、襲撃されたり、髪を切ったりする。エリックは、延々と質問と回答が噛み合わない会話を繰り広げ、身体的な実感の湧かないまま、円取引で損失を被る。このリアリティの無さを文学的な手法から風刺しているんだろうが、金融周りの話は薄く、彼の仕事のリアリティ・説得力はあまり無い。

立派な批評はアマゾンレビューに任せます。暇と精神的な余裕があれば、いつか再読するのかもしれない。

 

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