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ロバート・ジャーヴィス『複雑性と国際政治』

ブクログ救済プロジェクト実施中です。 やや補筆しました。 複雑性と国際政治―相互連関と意図されざる結果 作者: ロバートジャービス,Robert Jervis,荒木義修,泉川泰博,井手弘子,柿崎正樹,佐伯康子 出版社/メーカー: ブレーン出版 発売日: 2008/03 メディア:…

ロバート・コヘイン『覇権後の国際政治経済学』

ブクログ救済プロジェクト中。 覇権後の国際政治経済学 作者: ロバートコヘイン,Robert O. Keohane,石黒馨 出版社/メーカー: 晃洋書房 発売日: 1998/08/10 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (4件) を見る 1980年代アメリカの…

ケネス・ウォルツ『国際政治の理論』

もー、以下のリンク見てください。としか。 (ウォルツ『国際政治の理論』(1) - It’s Not My Blog Title) 何回かに分けて書いていますので、かなり長いですが。 こっちのブログは最近お休み中です。不思議とアクセス数はたくさんあるようなのですが。何か書…

堤林剣『政治思想史入門』

堤林先生はコンスタンの専門家だが、コンスタンと聞いてピンと来るひとはほぼいないだろう。ルソーを批判したフランスの思想家で、日本語だと岩波文庫で『アドルフ』が唯一手に入れやすいものの、殆どの場合、手に触れる機会もない。アドルフ自体も文学なの…

小沢健二『Life』

小沢健二が復活したとのこと。印象として、あの時代に青春を迎えていたひとの象徴の一つであり、時代の寵児であり、逆を返せば、それ以外にとっては無関係なひと。私にとっては無関係のひとだった。でも、鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイトで、オザケンという名…

遠藤周作『沈黙』

遠藤周作という作家は、文章の巧みな人だなぁというのが第一の感想だった。皆さんご存知の通り、江戸時代に入り、キリスト教は迫害された。宣教師ロドリゴ一行は、信仰に篤い宣教師フェレイラが日本で棄教したと聞き、その真偽を求めて日本は長崎に向かう。 …

悠木碧『トコワカノクニ』

ピンク・フロイドは名盤『狂気(dark side of the moon)』を製作した後、かなりの迷走をしたらしい。電子楽器をひとつも使わずにアルバムを作ろうとか考えもしたが、結局、元フロントマンであるシド・バレットに捧げる『炎(wish you were here)』という、前作…

ジョン・L.ガディス『冷戦』

前の記事で、dragoner氏の『安全保障入門』についてレビューした。そこで、やや歴史の叙述に難があった旨を書いたが、確認のために冷戦史入門として本書を読み返したところ、やっぱり面白かったのでここで紹介したい。 本書はこれまで、第二次世界大戦後のた…

O・A・ウェスタッド『グローバル冷戦史 第三世界への介入と現代世界の形成』

ブクログに書いていたけど、もうブクログを使っていないので、こちらにそのまま輸入した。 世の中に「アメリカは嫌いだ」という日本人は思いの外たくさんいるよう見受けられるが、一体全体どういう訳かと訊くとそれはあたかも陰謀論めいていることがままある…